3faa8228-6fc7-4817-b011-2ca20cc6fcd3

思春期に観てほしい!子供と一緒に観たい!おすすめの少年少女映画9選

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

自分が子供のころに観ていた映画も、大人になってから観れば一味も二味も違うもの!自分の子供にも観てほしいし、子供と一緒に観たいと思うものですね。そんなおすすめの映画を選んで、主人公の年齢別に並べてみました!

天空の城ラピュタ(1986)

「ある日、少女が空から降ってきた…。」

少年は運命の初恋の人と出会って強くなる!

3faa8228-6fc7-4817-b011-2ca20cc6fcd3
www.amazon.co.jp

宮崎監督のジブリアニメは、主人公が少年でも少女でも、運命の人と出会ってストーリーが動き出すことが多いですが、特にこの主人公の少年パズーは運命の少女と劇的な出会いをします。それがキャッチコピーの「少女が空から降ってきた」で、その少女こそパズーの運命の人シータでした。

私は少女のころにこの映画を観ましたが、やはりシータ目線でパズーのような男子に憧れていました!なおかつ自分が少年だったら、パズーのような冒険をしてみたかったとも思っていました。それこそ命懸けで大切な人を守る!という男のロマンにも憧れがありました。子供にとって初恋とは生涯忘れがたい特別な経験になるものです。

宮崎アニメの中でも一二を争う運命的な出会いをするのがこの二人ですが、宮崎監督が手掛けたテレビアニメ「未来少年コナン」は、さらにすごい!主人公コナンはラナという少女を偶然見つけますが、彼にとって彼女は生まれて初めて出会った女の子でした。まるでアダムとイブ!そしてコナンにとってラナは絶対的な存在になっていくのです。パズーもコナンも、この初恋を通してより強く逞しく成長していきます。

そういえば以前息子がまだ四歳くらいの時にコナンは一緒に観ましたが、ラピュタはまだ観れず…初恋を覚える時期になんとなく一人で観てほしいと思っています。何度も観たという私のような親世代でも、単なる冒険物語としてではなく、初恋物語として見直すのも面白いかもしれません。

スタンド・バイ・ミー(1987)

「あの時のような友だちを、二度と持つことは出来ない。誰だって…。」

少年時代の輝きを永遠に封じ込めた、少年たちのバイブル的映画

6ddf7e52-e88c-49f9-9a9f-bad7ce3d6351
www.amazon.co.jp

アメリカホラー界の王スティーヴン・キングの短編集「恐怖の四季 秋冬編」の「スタンド・バイ・ミー」を原作に作られた映画で、日本版は小説も映画もテーマソングの“スタンド・バイ・ミー”から付けられています。元々キングの小説の原題は「The Body(死体)」だったのに、監督ロブ・ライナーマジック?ですっかりステキな青春映画になっているから不思議です!

キングはメイン州ポートランド生まれで、「スタンド・バイ・ミー」はメイン州キャッスル・ロックが舞台となっている自伝的要素がある作品。しかしなぜか映画では舞台がオレゴン州になっていて、ロケもオレゴン州なんです…なぜ?けれど、今思えば死体探しの冒険の旅に出た少年たちが、あれだけ瑞々しく映えたのはオレゴンの大自然の中だったからなのでしょうか?

その中でも特に輝きを放っていた、リバー・フェニックス。彼が若くして亡くなったことも加え、一番輝いた思春期前の少年の一瞬間を封じ込められたことで、「スタンド・バイ・ミー」は少年たちの永遠のスタンダードになったと思います。懐かしさを感じながら、改めて子供と一緒に観て、自分の子供のころの話をしたりするのも楽しいですね!

おおかみこどもの雨と雪(2012)

「私は、この子たちと生きていく。」

親が子供に、子供が親に残していけるものは何か?

3acaba23-e078-47ff-a8f7-38bcfabe6fcc
www.amazon.co.jp

「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田監督の長編アニメ三作目で、テーマは「親子」。19歳で“彼”と出会い、恋をして結婚・出産を経験し、彼の死後一人で二人の子供を育てていく花という少女の物語です。少し普通の女性の一生と違ったのは、彼が「おおかみおとこ」で生まれた子供たちが「おおかみこども」だったという点!

「おおかみこども」として生まれた姉の雪と弟の雨は性格が正反対で、雪は活発な少女、雨は内向的な少年です。ちょうど思春期に入っていく姉弟、それを手探りながらも優しく見守る母。この映画を観て、やはりどんな特異な状況でも親というのは「木に立って見守る」姿勢で居続けることが必要なんだな…とつくづく考えさせられました。花が、雪と雨がそれぞれの人生をどう生きていくのかという選択をした時に、子供たちをどう送り出していくのか―そこをある意味ドキドキしながら見ていました。自分にいざその時が来たらどうするのか?そしてふと自分の親が、私が進路に悩んだ時にどうしてくれたかを思い出したりもしました。

雨が自分の道を決めたのが10歳…なんて早い!息子には…早すぎるかも。この作品は雪や雨と同年齢くらいの子供が観ても良し、一人の女性の一生を描いた作品としても花に共感できるので、“母”が一人で観ても良い映画だと思います。

思い出のマーニー(2014)

「あなたのことが大好き。」と告げて終える少女期からの成長物語

9faa3492-22ca-4b6f-9abb-0e29bd31f2a7
www.amazon.co.jp

「借りぐらしのアリエッティ」の米林監督による第二作目長編アニメで、美術背景や少女の描き方が美しいとの前評判を聞いて、友人と二人で観に行きました。しかしキャッチコピーに少々踊らされました…少女二人の淡い恋心がテーマなのかと!原作のイギリス児童文学の小説を読んでいれば、そうではないことを知った上で鑑賞できたのですが、逆に変な誤解をしたまま、繊細な感情描写と美しい背景に引き込まれていくうちに、物語は驚きの展開を迎えます。ラストに近づくにつれての何とも爽やかな衝撃と感動!むしろ原作を知らずに観たおかげで、良い意味で裏切られ、「あなたのことが大好き」という“あなた”が誰だったのかに鳥肌が立ちました。

主人公の杏奈は、祖母や養母から見捨てられたと感じて引きこもりがちになっている中学一年の少女で、他人に対しても「普通」を装っています。喘息の療養のため訪れた海辺の町で、マーニーという不思議な存在の少女と出会い、二人は親友になるのですが…その存在は杏奈の作り出した妄想か?それとも…?と謎が深まっていきます。

この間の杏奈の心の機微があまりにも丁寧に描かれていて、思わず自分の思春期を思い出していました。内向的で不必要に排他的になっていた少女期…ひたすら共感!これは女友達二人で観に行って正解でしたが、やはり一番おすすめなのは母と娘二人で観てほしい作品です。

ベイマックス(2014)

「優しさで世界を救えるか?」の本当の意味は、優しさ=強さ!

56c2862b-4d53-4cf7-bc74-ffb09d6fe49e
www.amazon.co.jp

架空都市「サンフランソウキョウ」を舞台に繰り広げられる兄弟の絆と、それを支えるケアロボット「ベイマックス」の物語で、日本版キャッチコピーは「優しさで世界を救えるか?」。このコピーに引き付けられた夫が、珍しくも息子と観たいと言い、正月に家族で観に行きました。しかし映画を観た後の夫の感想「キャッチコピーと内容、違うよね?」。確かに!

物語は兄のタダシが残したケアロボットを、弟のヒロが闘うためのロボットに作り替え、タダシの仲間と一緒に悪と戦うという展開に!しかし、よくよく最後まで観ていれば、この「優しさ」の本当の意味がわかります。兄を失った悲しみで引き込もってしまう弟を、ベイマックスの優しさが救い、またベイマックスの強さが仲間を救います。つまり…言い換えれば、優しいだけでは世界は救えない!本当の「優しさ」とは「強さ」も兼ね備えるべきだ!その「強さ」とは力と心の両方の強さです。

このことが一緒に観た息子にも伝われば万々歳!しかし小学校低学年には少し早かったようです。ヒロはまだ14歳ながら大学に入るほどの工学の天才ですが、メンタルはやはりまだ中学生の年頃なので、共感できるおすすめ年齢は小学校高学年~中学生ですね。それにしてもこのキャッチコピーの真意が夫にもあまり伝わっていなかったようなのが残念です…優しいだけじゃダメ!

リリィ・シュシュのすべて(2001)

「14歳のリアル」を目の前に押し付けられた言いようのない閉塞感

3141e0a5-f505-424c-95a3-ab4a6fe78402
www.amazon.co.jp

この映画を一緒に観たのは、まだ付き合ってもいないころの夫で、岩井俊二作品だから観に行こうか?くらいの、割と軽いノリでした。しかし…今思い出せるのは、実際には明るいのに終始薄暗く感じる画面と、熱狂的信者を持つ女性アーティスト「リリィ・シュシュ」の歌声のふわ~っとした響き、そして過酷ないじめを受ける衝撃的な場面…。なにより私を苦しめたのは、ハンディカメラを持って走って撮っているような映像!画面に酔って気分が悪くなってしまいました。「子供に観てほしい映画」でランキングを付けるとしたら位置は低いです。

そんな映画をなぜおすすめするかというと、それでもこの作品が残した斬新な映画の作り方や、内容の衝撃度やリリィ・シュシュの音楽性が高いということ!リリィ・シュシュ役のSalyuの歌声は繊細で、作曲者の小林武史には「スピリチュアル・ポップ」と言われていたとか。今聴いても、やはり良い!作り方としていまだ革新的と思えるのは、この作品がまず誰もが書き込みできる実験的なインターネット小説を原作にしていること、しかもその小説のプロジェクトを始めたのは岩井俊二自身であり、映画を監督してそれを完璧に作り上げたことでしょうか。衝撃的内容といえば、特に当時問題視されていた陰湿ないじめ、恐喝、万引き、暴行、援助交際、はては殺人や自殺という思春期の暗部を描いていたこと。中学生の「14歳のリアル」がそこにあるように思える、だけどあまり信じたくないリアルな内容。それでもこれは全く過去の遺物ではなく、現在進行形の映画だと思います。

願わくば息子も思春期に入った時に、暗部に飲み込まれないで乗り切ってほしいですが、そういう意味でも中学生になったらこの映画をすすめてみようかと思っています。反抗期でも観てくれれば…の話ですが!

いまを生きる(1989)

「その人はひらめきと、そして人生の素晴らしさを教えてくれた…。」

こんな先生に巡り会えれば、きっと自由と自立をつかむことができる!

17a82918-7e11-4e37-9dae-dab2afc03aa3
www.amazon.co.jp

今は亡きロビン・ウィリアムズの名教師役で有名なこの作品は、いまだに私の中ではベスト10に入る名作です!親との関係や、恋に友情に悩む名門校の生徒たちを、時に優しく時に厳しく、あるいはウィットに富んだユーモアや詩で勇気付けて自立心を養っていく様を観て、あの当時「あ~こんな先生がいれば!」とどれだけ思ったことか!

原作のタイトル「Dead Poets Society」は、この先生が在学中に設立した「死せる詩人の会」で、この会が物語の展開に大きく関わっていきます。偉大な詩人たちの詩は、悩み多き青年たちに勇気や自信を与えていきます。その中でも、日本版タイトルの元になった“Carpe Diem”その日をつかめ!いまを生きろ!という言葉が、今も心に響きます。

あの当時の自分が観た時に感じたことと、今大人になった自分が観て感じるものは全然違うもので、それは私が思春期を生き抜き成長して大人になったんだな…という感慨に変わりました!「おおかみこどもの雨と雪」同様、これからの道に迷っている子供から、子供を教え見守る側になった大人まで、幅広く長く観続けてほしい映画の一つです。

ハリー・ポッターシリーズ(2001~2011)

「世界が魔法にかかる」その魔法にかかって10年。

少年は父になり、友情は変わらずに続く!

07826db7-de2a-4bd5-a578-7e198c4bd2ad
www.amazon.co.jp

初めにハリー・ポッターを観たのが2001年、シリーズ完結が2011年!それはもう、ハリーもラドクリフくんも成長する!こんな風に一つのシリーズの映画にコンスタントに出演し続け、その物語の主人公同様に実際の役者も育っていく様子を見ることができるのは、このハリー・ポッターシリーズぐらいではないでしょうか?全作、よくぞ同じ俳優陣で完結してくれた!と私は思うのですが…何よりハリー以外のキャスト、特にロンとハーマイオニーの成長ぶりも気になるところでした。

もし2001年にハリーたちと同じ年齢の子供がいれば!まるでわが子の成長を見守るようにこのシリーズを観てきたという親世代も多いでしょう。または逆に、ハリーたちと同じ年齢から観始めた子供たちも!昨年は大阪のUSJにも「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」がオープンしました。まだまだ人気は衰えていませんね。

シリーズを通して描かれるのは、ハリーという10代の少年の成長、そして彼を支える周りの友人たちとの友情です。舞台や設定こそファンタジーで、現実世界とは異なりますが、子供が育っていく過程は同じ!子供でも大人でも、もちろん一緒にでもぜひ時間をかけてでも全作品を観てほしいです。

アナと雪の女王(2014)

「凍った世界を救うのは―真実の愛」

氷を溶かし、心を解かすのは姉妹の絆

219ecdaf-b5a9-43c2-bea1-96ac390fd942
www.amazon.co.jp

「ベイマックス」が兄弟の絆の物語なら、こちらは姉妹の絆!またまた女友達と二人で観に行ったのですが、観終わった後、つくづく自分の姉と一緒に観たかったな~と思いました。アナとエルサのように、昔はあんなに仲良しだったのに、なぜ今は…と思う時期もあり、完全に感情移入して観ていました!姉妹というのは同性でも兄弟と違って、お互いに意識しすぎたり、心がすれ違いがちで、一度心が凍ってしまうとなかなか溶かせないものです…。

エルサは触れたものをすべて凍らせてしまうという、妹のアナにも言えない秘密を独りで抱え、王国の女王になりますが、感情の爆発によって王国を雪と氷の世界に変えてしまいます。原案になっているアンデルセンの「雪の女王」では、女王は主人公の男の子を魅了する美しくも残酷な女性として描かれていますが、ディズニースタジオの思い切った改案で、全世界で親しまれる美しく強いWヒロインを作り出すことに成功したと思います!これも今の時代ならではでしょうか?

一つ後悔しているのは、映画館まで行って観てるのに、なぜ3Dで観なかったのか?ということ。エルサが氷の城を建てるシーンなんてさぞ圧巻だったでしょうね!姉妹はもちろん、女友達や母娘で観てほしい映画です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Findyの最新情報をお届けします