動悸息切れが止まらない!傑作サスペンス映画8選

サスペンス映画の犯人が犯罪を犯す動機は色々あります。 色んな種類のサスペンス映画の傑作を選りすぐってみました。ご覧あれ!

凶悪


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2013年、白石和彌監督作品。
キャスト:山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー他
あらすじ:
雑誌記者の藤井は、死刑囚の須藤から手紙を受け取り、刑務所に須藤に会いにいった。そこで須藤はまだ誰にも知られていない殺人事件の事と「先生」と呼ばれる事件の首謀者の告発をしたいということを藤井に訴える。
藤井が取材をすすめると、悲惨な事件の概要が明らかになって来て須藤の証言の裏づけが取れてきた。先生こと木村の残忍さもわかってきたのだが、藤井は痴呆症の母親や介護している妻のことも顧みず、どんどん事件にのめり込んでいくのだった。

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この映画は茨城県で実際に起きた「上申書殺人事件」を元にしたということです。
刑務所に入った須藤が礼儀正しくて良い人を演じていますが、藤井が、上司が記事にさせてくれないことを告白すると声を荒げて本性を現します。途中、牧師さんの勧めでキリスト教に入信して改心したように見せかけていますが、多分須藤は最初から最後まで通して凶悪犯なのです。
犯人達はみんなろくでなしですが、中には五十嵐のように多少人情味がある人物もいます。でもその人情味は義理の前では何の効果もないんですね。
先生こと木村は、死後硬直して焼却炉に入りきらない死体を見て「ちょっと固くなっちゃった?」 と普通に言い放ち、死体の腕から金になるからと言って貴金属を取り外す冷静沈着、冷酷きわまりない怖い存在です。
あと、この映画では藤井の奥さんの叫びも見逃してはいけません。
仕事にかまけて家や痴呆症の母親の事を顧みない藤井に代わって義母の介護を続ける奥さんは義母に手を上げるようになってしまい「お義母さんを殴ることに罪悪感を感じなくなってる」 と言いますが、この映画では何気に老人介護等の高齢化社会の問題も提起しているのではないだろうかと思いました。
須藤や木村達が起こした事件に対して、家族のことも顧みずに狂気的に突き詰めていく藤井の行動は果たして正義なのでしょうか?
2時間以上の映画ですが、笑えるところが一つもない映画というのは珍しいです。しいて笑えるとすれば、須藤が今回の事件と関係ない殺人事件を告白してしまって、あっ!いっけね。となる場面でしょうかね。

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