今までの当たり前は偽物!?梅干しの謎

 

梅干しの主な特徴

出典 | CALORI 

梅干しには、レモンの約5〜6倍のクエン酸が含まれています。クエン酸は酸味成分で、梅干しが酸っぱいのも、このクエン酸が含まれているためです。クエン酸は唾液の分泌を促し食欲を増進するだけでなく、運動後などに蓄積されていく疲労物質である乳酸を分解するなどの働きをします。梅干しの注目すべき成分はクエン酸だけでなく、カテキン酸、ミネラルなども多く含まれています。骨、歯、血液、組織液など人間の体を形成しているものの中には鉱物性の栄養素(カルシウム、リン、水、鉄分など)が含まれています。これらの一般的にミネラルと呼ばれる栄養素が不足すると、人間の体はバランスを崩し、いろいろな病気を引き起こしてしまいます。梅には身体に必要なミネラルが豊富に含まれています。梅のミネラル含有量はミカンやリンゴ、ブドウよりも多くなっています。リンゴに比べて小さい梅の実ですが、なんとカルシウムはリンゴの4倍、鉄は6倍も多く含まれています。マグネシウムや亜鉛も実は梅の実の方が多いのです。また酸っぱいことからよく酸性の食べ物と思われていますが、実はアルカリ性の食べ物です。人間の身体はもともと、ややアルカリ性で、肉や卵、穀物などの酸性食品を摂ると身体をアルカリ性に戻そうと身体の中のミネラルやカルシウムを消費します。そのため、アルカリ性の食品をバランス良くとることが推奨されています。

意外と知らない梅干しの秘密

出典 | むしろ台所診療所 

市販されている梅干しのほとんどが調味漬けされている、”調味梅干し”です。調味梅干しと梅干しは同じようで違うものです。商品の原材料表記がある裏ラベルを確認してもらえるとわかります。商品名の下の部分に名称という欄があり、そこに「梅干し」または「調味梅干」しという表記があります。「調味梅干し」とはその名前の通りに調味液につけて作った梅干しをさします。塩漬けして天日干しをした梅干しを水やお湯にて塩抜きしてから調味漬けして味付けします。赤紫蘇と一緒に漬け込んで赤く染めて風味をつけたしそ漬け梅干し、昆布と一緒に漬け込んで味をつけた昆布梅干し。また、かつお節を加えて作るかつお梅干し、はちみつを加えて甘くしたはちみつ梅干しが調味梅干しです。塩分を下げているので保存料が使用されていたり、旨味を加えるために旨味調味料が使用されます。また、甘味を添加する目的でステビアやアスパルテーム等もよく使用されます。そして「梅干し」とは昔ながらの伝統性で作る梅干しのことをさします。使用する原材料もシンプルな、梅と食塩のみです。塩漬けした梅を天日干しで干しあげたものが梅干しとなります。白干しとも呼び、塩分が高いことから保存食として日本人に重宝されてきました。出来上がるまでに1年以上の歳月がかかる本物のしょっぱい、すっぱい梅干しがあります。

調味梅干しが広まった背景

梅干しは梅の重さの2割程度の食塩で塩漬けするためどうしても塩分濃度が高くなります。近年の減塩志向の影響で調味梅干しが普及しています。

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