「野菜はヘルシーで栄養もあって身体にもいい」「野菜は低カロリー、美容にもいい」ということは、広く知れ渡っていますが、その調理法によっては栄養の効果が半減するということはご存知でしょうか?
野菜はビタミンやミネラルが豊富ですが、含まれている栄養素の種類や含有率も様々です。
特にビタミンは、「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」に分類され、調理法によってはビタミンが失われてしまうこともあります。
ここでは、調理法別に適した野菜、それらを使ったレシピもいくつかご紹介します。
野菜の切り方で効能は変わる?
ふだん料理をする時、何気なく野菜を切っていませんか?
みじん切り、千切り、乱切りなどレシピによって使い分けしていますが、野菜は切り方によって、栄養素を効率よく摂れるか違いが出ます。
有効的に栄養を取り込むためには、まずは切り方から始めましょう。
玉ネギはみじん切りがおすすめ!
玉ネギの辛み成分である「硫化アリル」は空気に触れ酸化することにより、血液をサラサラにしてくれる「アリシン」という成分に変化します。
そのため、みじん切りがおすすめです。
順序も繊維に垂直を先に切ってから、平行に切ります。アリシンの生成率がアップします。
ピーマンは縦の千切りがベスト!
ピーマンは縦切りが栄養素を逃がしません。
また種とワタには、利尿作用によって塩分を排出しむくみを取る「カリウム」や血栓予防に効果のある「ピラジン」が含まれます。
血栓予防を望まれる方は、取らずにそのまま調理するのがいいでしょう。
ゴボウはささがきより乱切りに!
ごぼうは脂肪を貯めにくく、水に溶けやすいと言われる「クロロゲン酸」が含まれます。
ささがきよりも大きめに切った乱切りの方が栄養素は効果的に摂れます。
ニンジンは皮つきで!
ニンジンの皮には抗酸化成分が豊富なので、皮のまま乱切りや輪切りにして調理しましょう。
カボチャも皮は剥かずにそのままに
ニンジンと同様に、皮の部分は果肉以上に栄養素が高いです。皮のまま調理しましょう。
レタスは包丁いらず♪手でちぎってOK
レタスは包丁で切ることにより細胞は切断されてしまうので、手でちぎるのがいいとされています。
調理してすぐに食べるのであれば包丁で切っても問題ありません。