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実在の人物を描いた伝記的音楽映画おすすめ15選♪ロックからクラシックまで♪

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実在のアーティストを描く時に一番の壁となるのがキャスティング!まるでそのアーティストの魂が入り込んだような見事な演技で、度肝を抜くパフォーマンスを魅せてきた数々の珠玉の音楽映画を、その人物が活躍した年代順に並べてご紹介します!

①アマデウス(1984)

ウィーンで夭折した天才音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの謎に包まれた一生を、ライバルであり、理解者だった宮廷音楽家サリエリの視点から描くサスペンス要素もある伝記映画です。

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ミロス・フォアマン監督によるブロードウェイ舞台の映画化作品で、監督・主演男優などアカデミー賞八部門受賞し、プラハロケやオペラのハイライトなど舞台では表現できないシーンが追加されています。

ヴォルフガング・“アマデウス”・モーツァルト―このミドルネームの意味は“神に愛されし者”という意味です。
サリエリの告白から始まるこの物語は、“凡人”サリエリの“天才”モーツァルトへの嫉妬からサスペンスのような展開を迎えますが、最終的には嫉妬が羨望と畏怖の念に変わっていきます。天才に出会ってしまったことの幸福と苦悩の描き方が素晴らしい!

モーツァルト役のトム・ハリスはピアノを猛特訓し、多くの場面で自ら演奏していて、オペラシーンは圧巻です!劇中の曲で個人的に好きなものは『魔笛』の「夜の女王のアリア」で、コロラトゥーラ・ソプラノと言われる超高音域の難曲。
モーツァルトが作曲した時の発想が、映画では彼が義理の母にギャンギャン叱られる場面で思いついたというのが面白いです。

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②グレン・ミラー物語(1954)

アメリカで1920年代にスイング・ジャズを確立した伝説のミュージシャン、グレン・ミラーの生涯を、彼の楽団との絆、妻との愛を織り交ぜて描いています。

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グレン・ミラーは彼の楽団グレン・ミラー・オーケストラのバンド・リーダーでありトロンボーン奏者でもありました。カウント・ベイシー、ベニー・グッドマン、デューク・エリントンと共にスウィング・ジャズ、ビッグ・バンド時代の代表的存在です。

第二次世界大戦により入隊したグレン・ミラーは、慰問楽団を率いて各地を演奏して回りましたが、1944年12月、乗っていた専用機がイギリス海峡上で消息を絶ち、彼の生死は不明とされています。

サントラには「ムーンライト・セレナーデ」「茶色の小瓶」「イン・ザ・ムード」など今でもよく耳にする名曲が収録されていて、「ムーンライト・セレナーデ」は楽団のテーマ曲でもあり、日本映画『スウィングガールズ』(2004)でも演奏されていて特に印象に残っています。

また、サントラにはルイ・アームストロングの楽曲も二曲収録され、映画にも特別出演しています。
当時のジャズ・シーンを知る手がかりとなる同時期の作品に、ベニー・グッドマンの伝記映画『ベニー・グッドマン物語』(1955)やダニー・ケイ演じるレッド・ニコルズの伝記映画『5つの銅貨』(1959)もあります。

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③サウンド・オブ・ミュージック(1965)

ナチスが台頭する時代のオーストリアで、トラップ一家に家庭教師としてやってきた修道女マリアの歌による交流と、トラップ大佐とマリアとの間に愛が育まれていく様子を描いています。

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原作はマリア・フォン・トラップの『The Story of the Trapp Family Singers』(1949)で、舞台をミュージカル映画化したものです。日本でも「世界名作劇場」で『トラップ一家物語』(1991)としてアニメ放映されています。

ゲオルク・フォン・トラップはオーストリア=ハンガリー帝国海軍の退役軍人で、実際の最終階級は少佐で潜水艦艦長でしたが、映画ではトラップ大佐となっています。
トラップ一家を描いた作品は西ドイツ製作の映画『菩提樹』(1956)と『続・菩提樹』(1958)もあり、どちらも実際とは時代設定を十年ずらしている点は共通していますが、オーストリアでは『菩提樹』の方が評価されていて、『サウンド・オブ・ミュージック』は上映されていないそうです…トラップ一家もゲオルクの描かれ方に不満を持っているとのことです。

実際と異なる点や脚色が多いにしても、この作品はミュージカル映画としてはやはり傑作だと思っています。何よりすべての楽曲が今も歌い継がれているということは、いまだに魅力ある作品なのだと思います。

私は高校の音楽科授業でこの映画が観られると聞いて、歌えもしないのに音楽を選択して「ドレミの歌」や「サウンド・オブ・ミュージック」をひたすら練習した思い出があります。

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④戦場のピアニスト(2002)

ナチスドイツのポーランド侵攻、ワルシャワ蜂起を経験した実在のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの回想録を、ロマン・ポランスキー監督が自身の体験も通し映画化した作品です。

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第二次世界大戦中のワルシャワが舞台で、フランス・ドイツ・ポーランド・イギリス合作映画です。
監督のロマン・ポランスキーは、映画の主人公ウワディスワフ・シュピルマンと同様に、戦中各地をさまよい身を隠して生き延びた経験を持っています。この映画の原作となるシュピルマンの回想録は、彼を助けたのがドイツ将校だった事実を隠すため共産主義時代に発禁書として葬られていましたが、彼の息子により世に出ました。

劇中で演奏されたピアノ曲は多くがポーランド人であるショパンの楽曲です。
主演のエイドリアン・ブロディはこの映画のためにピアノを特訓し、撮影のあまりの緊張感からその後の一年間極度のうつ状態に陥ったといいます。
そんな彼の努力が実ったシーンが、シュピルマンがドイツ将校ホーゼンフェルトに見つかってピアノを弾くように言われる場面で、本当に素晴らしい演奏シーンです!

サントラには前述の曲「バラード第1番ト短調作品23
や、冒頭のラジオ局で演奏していた「夜想曲20番」などショパンの楽曲、またシュピルマン演奏の「マズルカ第13番イ短調作品17-4」や、ショパン以外ではホーゼンフェルトが廃墟のピアノで弾いていた曲「月光」(ベートーベン)も収録されています。

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⑤エディット・ピアフ~愛の讃歌~(2007)

フランスが生んだシャンソン界の歌姫エディット・ピアフを、その代表曲「愛の讃歌」にのせてその47年の生涯を描いています。ピアフ役のマリオン・コティヤールの演技とパフォーマンスは高い評価を得ている。

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エディット・ピアフを演じたマリオン・コティヤールは、この演技でアカデミー主演女優賞とセザール主演女優賞を受賞しています。
フランスの国民的歌手であるピアフを堂々と演じて広く認められました。
ピアフは恋に歌に激動の人生を歩んだ女性ですが、この映画では有名なエピソードである第二次世界大戦中の反ナチ・レジスタンス活動や、イヴ・モンタンとの恋などは割愛され、飛行機事故で亡くなったボクサーのマルセル・セルダンとの純愛に焦点を当てています。

ピアフの代表曲である「愛の讃歌」はマルセル・セルダンとの恋を歌ったもので、現在でも様々なアーティストにカバーされいてる名曲です。日本人アーティストも多くカバーしていて、特に越路吹雪の持ち歌としても知られています。NHK朝の連続ドラマ『花子とアン』で、美輪明宏が歌って話題にもなりました。確かにこの演出と歌には驚きました!

 もう一つの代表曲「バラ色の人生」は、この映画のタイトル『La Vie en Rose』にもなっています。日本版タイトルはなぜか「愛の讃歌」の方が使われています…こちらの方が日本人には馴染みがあるからでしょうか。この曲は1998年にグラミー栄誉賞を受賞しています。

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⑥ラ★バンバ(1987)

17歳で悲運の事故死を遂げたロックンローラー、リッチー・ヴァレンスの短い生涯を、彼がメキシコで見出した曲“ラ・バンバ”との出会いを通して描く、成長と初恋の青春ドラマです。

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リッチー・ヴァレンスは1950年代の古き良きアメリカで、ロカビリー/ロックンロールの最盛期に登場し、わずか八か月の栄光をつかみ飛行機事故で世を去りました。

その飛行機には同時期のロックスター(バディ・ホリー、ビッグ・ボッパー)も同乗していたため、ロックンロール最盛期のピークに衝撃を与えました。

エルヴィス・プレスリーの軍役やカール・パーキンスの交通事故もあり、ロカビリー黄金期は終わりを迎えることになります。
映画ではこの時代の雰囲気を十分堪能することができます。エディ・コクラン役でブライアン・セッツァーが出演しているのも必見です!

メキシコ系の貧しい家庭で生まれ育ったヴァレンスは、母が歌うのを聴いていたメキシコ民謡「ラ・バンバ」をロックにアレンジして、ステージで演奏し大成功を収めます。自分のルーツを探し、それを受け入れて進化させた時、それが自分の成長につながるものなんですね。

サントラはカルロス・サンタナが音楽監修、ロス・ロボスが音楽担当で、映画でのヴァレンスの演奏シーンはほぼロス・ロボスの演奏が使われています。ロス・ロボスは、ヴァレンスがメキシコ国境界隈をさまよって出会ったマリアッチバンドとしても出演しています。

また、ブライアン・セッツァーが歌うエディ・コクランの代表曲「サマータイム・ブルース」は必聴!サントラは1987年にアルバム・シングル共に3週連続ビルボードチャート1位を獲得する大ヒットとなりました。

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⑦ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2005)

50年代にロカビリー黄金期を支えた伝説のシンガー、ジョニー・キャッシュの栄光と挫折からの復活を描いています。その妻ジューン・カーターとの愛の軌跡を綴った物語です。

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主演のホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンは、映画の中の歌をすべて自身で歌っていて、サントラにも収録されています。
ジューン・カーター役のウィザースプーンはこの演技でアカデミー主演女優賞を受賞しました。

この映画はジョニー・キャッシュの自伝に基づいて作られ、キャッシュ自身が『グラディエーター』でのホアキン・フェニックスが気にいっていて、自分を演じることを承諾したといいます。いわばお墨付き!

劇中のメイン楽曲は、キャッシュがフォルサム刑務所でのコンサートで歌った「フォルサム・プリズン・ブルース」(1955)や、初のビルボードチャート1位になり映画のタイトルにもなっている「アイ・ウォーク・ザ・ライン」(1956)で、ジューンとのデュエット曲「ジャクソン」(1967)はグラミー賞を受賞しています。

 キャッシュの楽曲のジャンルは多岐にわたっていて、ロック・ブルース・カントリー・ゴスペル・ロカビリーなど、そのクロスオーバーな活動により、ロック、カントリー、ゴスペルと複数の殿堂入りを果たしています。いまだにジャンルを超えた数多くのアーティストたちにリスペクトされているのもわかる気がします!

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⑧ジャージー・ボーイズ(2014)

クリント・イーストウッド監督による、60年代から活躍したポップ・グループ「フォー・シーズンズ」の成功と転落、そして復活の物語を、フランキー・ヴァリの人生を中心に描いています。

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トニー賞4冠の大ヒットミュージカルをクリント・イーストウッド監督が映画化した作品です。サントラはフランキー・ヴァリとフォー・シーズンズのヒット曲が満載です!

ニュージャージー州出身の青年四人が地元でグループを結成し、成功をつかむサクセス・ストーリーですが、友情とグループの崩壊も経験します。ヴァリがそれでも仲間を信じる展開がタイトルの“ジャージー・ボーイズ”にも表れていて、ニュージャージーからずっと一緒にやってきたんだという、絆の強さを感じました。

 ブレイクのきっかけとなった「シェリー」を初めて歌った時の衝撃や、不朽の名曲「君の瞳に恋してる」の誕生秘話もしっかり描かれて、ヒューマンドラマとしても厚みのあるものになっています。
何より私が驚いたのが、主演の四人が交互に突然観客に向かって話しかけてくるナレーションの奇抜さです!

この演出はミュージカル舞台の要素を取り入れたものだそうです。そして舞台のメインキャストがそのまま映画でも主演を務めているのも、この映画の成功のカギだったのではないかと思います。

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⑨バックビート(1994)

60年代のイギリス・リバプールでレコードデビュー前のビートルズにベースとして加入していたスチュアート・サトクリフを中心に、彼らの恋と友情を描いた青春映画です。

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イギリス・リバプール出身の世界的バンド・ビートルズの世界デビュー前夜を描いていて、ドイツのハンブルグ巡業時代がメインの舞台です。
ジョン・レノンがバンドに誘ったアート専攻の学生スチュアート・サトクリフの短い生涯を追っています。彼がドイツで出会う写真家のアストリッドとの恋と、ジョンとの友情が大きなテーマとなっています。

サトクリフ役のスティーブン・ドーフは、実はバンドメンバー役の中で唯一楽器が弾けたのに、本物のサトクリフはベースができなかったそうで、それが理由でポール・マッカートニーはサトクリフをバンドから外したかったようです。そこでジョンとの軋轢が生まれたのですね…。
二人の“母”の間で葛藤するジョンの若き日を描いた映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』(2009)では、ポールとの出会いや初期の二人の関係性も描かれています。

サントラには“レノン=マッカートニー”名義の曲は入っていないのですが、ハンブルグやキャバーンクラブ時代のレパートリーがほぼ収録されています。
そしてこのサントラの何が豪華かというと…この映画が公開された当時の音楽シーンを席巻していたオルタナティブバンドのメンバーが集結して“バック・ビート・バンド”を結成し、楽曲を演奏・収録していること!

このバンドのメンバーは、ガムボールのドン・フレミングとソニック・ユースのサーストン・ムーア(ギター)、当時ニルヴァーナのデイヴ・グロール(ドラム)、R.E.M.のマイク・ミルズ(ベース)、そしてジョンに当たるヴォーカルをアフガン・ウィッグスのグレッグ・デュリ、ポールに当たるヴォーカルをソウル・アサイラムのデイヴ・パーナーが担当しています。

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⑩アイム・ノット・ゼア(2007)

転身に次ぐ転身を遂げてきた伝説のシンガーソングライター、ボブ・ディランを、六人の俳優が六通りのディランとして演じる斬新な構成で作られた革新的な伝記作品です。

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ボブ・ディランの多重性を巧みに表現した作品で、一人の俳優が演じ分けると多重人格のようになるところ、六人の俳優が六面体のようにディランの生涯を映し出しています。

★六人の俳優と六通りのディラン★
①マーカス・カール・フランクリン=ホーボーのようにさすらう「ウディ」(幼少期)
②ベン・ウィショー=ランボーのような天才詩人「アルチュール」(青年期)
③クリスチャン・ベール=プロテストソングを歌う伝道師「ジョン“牧師”」
④ヒース・レジャー=ジョーン・バエズと恋をする「ロビー」
⑤ケイト・ブランシェット=フォークからロックへ「ジュード」
⑥リチャード・ギア=初老のディラン「ビリー」

 トッド・ヘインズ監督作品は以前、デヴィッド・ボウイとイギー・ポップをイメージしてグラムロック全盛期を描いた『ベルベット・ゴールドマイン』(1998)を観ていて、正直なところあまりピンとこなかったので、この作品も半信半疑で観に行ったのですが…男装したケイト・ブランシェットの迫真の演技に見惚れてしまいました!あとは着想の勝利でしょうか。

 サントラはカバー集になっていて、パール・ジャムのエディ・ヴェダーの「見張塔からずっと」やソニック・ユースの「アイム・ノット・ゼア」などを収録していて聴きごたえのある一枚です。ボブ・ディラン本人の「アイム・ノット・ゼア」も収録されています。

 2005年にはマーティン・スコセッシ監督によるディランのドキュメンタリー・フィルム『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』が映像化されています。こちらを観てから本作を観れば、理解も深まるかもしれませんね。

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⑪Ray/レイ(2004)

盲目の天才・ソウルの神様と呼ばれたレイ・チャールズの半生を、本人からの指名を受けたジェイミー・フォックスが渾身の演技とパフォーマンスで表現した作品です。

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主演のジェイミー・フォックスは盲目の天才ミュージシャンを演じ、アカデミー賞主演男優賞を受賞しました。
彼はこの映画のすべてのシーンでピアノを弾いていて、演技のために点字学校の授業にも出たといいます。
彼のリクエストでレイ・チャールズのために脚本が点字に訳されたそうです。

しかし残念ながらレイ・チャールズは映画の完成直前に他界しています。ソウル・ミュージックのパイオニアとして音楽シーンをリードしてきたレイ・チャールズですが、サントラも自身の選曲によるもので、スーパーベストといえる内容です。

1960年に「我が心のジョージア」でグラミー賞受賞しましたが、そのジョージア州が行う黒人差別に反対したため、州はチャールズを追放処分していました。それも1979年にはジョージア州の州歌として定められ認められました。

私が思い出すレイ・チャールズといえば、『ブルース・ブラザーズ』(1980)で、楽器屋のおじさんなのに「Shake A Tail Feather」をいきなり歌い出してみんな踊り出すシーンや、「ウィー・アー・ザ・ワールド」のリードボーカルでしょうか。やはりあのパワフルな声の響きを真似できるなんて、やはりジェイミー・フォックスはすごいです!

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⑫ドリームガールズ(2006)

人気女性ボーカルグループ“シュープリームス”の成功物語をモデルにしたブロードウェイミュージカルの映画化で、ダイアナ・ロスに当たる役をビヨンセ・ノウルズが演じています。

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メアリー・ウィルソンが書いた自伝「Dreamgirls:My Life As a Supreme」を原作としたブロードウェイミュージカル舞台の『ドリームガールズ』を映画化した作品です。

伝説の黒人女性ポップグループ“シュープリームス”がモデルで、ダイアナ・ロス⇒ビヨンセ・ノウルズ(ディーナ役)、フローレンス・バラード⇒ジェニファー・ハドソン(エフィ役)、メアリー・ウィルソン⇒アニカ・ノニ・ローズ(ローレル役)として、作中では“ドリーメッツ”を結成しています。ジェニファー・ハドソンはこのパフォーマンスでアカデミー助演女優賞を受賞しました。

他にもジェイミー・フォックスが彼女たちのマネージャー役で、エディ・マーフィがドリーメッツをバックコーラスにするミュージシャン役で出演していて、サントラにも彼らの楽曲が収録されています。サントラは劇中歌が網羅されています!

アメリカの人気テレビドラマ『Glee』でも『ドリームガールズ』からの楽曲をカバーしていて、まるでメルセデス・ジョーンズ役のアンバー・ライリーの持ち歌のようです。特に印象的だったのはシーズン3の「It’s All Over」で、『ドリームガールズ』の場面そのままに展開するシーンは比較して楽しめます。シーズン1で歌った「And I’m Telling You I’m Not going」も、本家に勝るとも劣らないパワフルさに圧倒されます!

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⑬ローズ(1979)

反体制に揺れるアメリカの60年代に活躍した伝説のブルース・ロック・シンガー、ジャニス・ジョプリンをモデルにした“ローズ”の歌と栄光と、酒と麻薬に溺れた人生を描いています。

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1960年代後半、反体制時代のアメリカのカリスマ女性ロックシンガー、ジャニス・ジョプリンをモデルにしていますが、本作はベット・ミドラーが演じた“ローズ”という歌手のオリジナリティが勝っていて、単なる伝記ものではない独自の作品になっています。

サントラにはローズのライブシーンとモノローグが収録されています。その中でも映画のラストに流れる主題歌の「ローズ」は大ヒットし、1980年にベット・ミドラーはグラミー賞最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス部門を受賞しています。

ジブリ映画『おもひでぽろぽろ』(1991)の主題歌として、都はるみが「愛は花、君はその種子」と邦訳してカバーしていて、現在になるまでにも多くの日本人アーティストにカバーされています。2015年TBS系ドラマ『アルジャーノンに花束を』(山下智久主演、野島伸司脚本監修)の主題歌にも使用されていました。

ジャニス・ジョプリン本人の映像は『ジャニス』(1974)で観ることができます。これはライブ映像を収めたドキュメンタリー・フィルムで、楽曲14曲とインタビュー映像も収録されています。また、2000年に発売された『ウッドストック~愛と平和と音楽の3日間』には、1969年にニューヨーク郊外で行われた大規模なロックイベント「ウッドストック」でのジャニス・ジョプリンのステージが収録されています。当時のヒッピー・ムーヴメントやロック最盛期の様子が映し出されている貴重な映像でもあります!

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⑭ドアーズ(1991)

夭折のロック詩人、ジム・モリソンとそのバンド「ドアーズ」の成功の軌跡をたどる伝記映画で、彼の奔放かつ繊細な詩の世界を、ヴァル・キルマーが迫真のパフォーマンスで体現しています。

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ジム・モリソンはUCLAで映画を学んでいた詩が好きな青年で、そこでのちに恋人となるパメラと出会います。
モリソンが27歳の若さでパリで死去するまで彼を支えましたが、その後パメラも後を追って自殺しています。この作品ではそこに至るまでの物語がドアーズの数々の名曲と共に語られています。

ロックの世界では“27歳”という年齢がまるで呪いのようにつきまとい、何人もがその年齢で亡くなっています。欧米ではこれを“27クラブ”と呼んでいるそうです!

ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ブライアン・ジョーンズ、カート・コバーン、エイミー・ワインハウス…ほとんどがアルコール・薬物の過剰摂取が原因です。

ドアーズは1967年に『The Doors』でデビューし、モリソン最後のスタジオ盤『LA Woman』まで6枚のアルバムを発表しています。サントラには、これらのドアーズのアルバムからの選曲の他に、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「ヘロイン」、カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」導入部の2曲も収録されています。“ジム・モリソン&ドアーズ”としてクレジットされている4曲は、モリソンの死後、彼の朗読音源に残りのメンバーが演奏を加えたアルバム『アメリカン・プレイヤー』から収録されたものです。

2010年にはドアーズのドキュメンタリー映画『ドアーズ/まぼろしの世界』が映像化されているので、ドアーズについてもっと詳しく知りたくなったら、ぜひこちらもご覧ください!

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⑮シャイン(1996)

オーストラリア出身の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの苦難と再起の物語を描いた伝記映画で、主演のジェフリー・ラッシュはこの演技でアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。

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主人公のデヴィッド・ヘルフゴッドは、幼少のころからの英才教育でピアノの天才少年と呼ばれていましたが、留学先のロンドンで精神を病んでしまいます。

この作品は、そのハンディキャップを乗り越えたオーストラリア出身の実在のピアニストの物語です。
映画でのピアノ演奏はヘルフゴッド自身によるもので、同じくオーストラリア出身のヘルフゴッド役のジェフリー・ラッシュは、この演技でアカデミー主演男優賞を受賞しました。彼は14歳までピアノを習った経験があり、映画のために数十年ぶりに練習を再開したといいます。

サントラ盤はあまりにも映画に忠実に収録されていて、途中で切れていたりするため、作中の楽曲を楽しめるように、クラシック全曲版のサントラも発売されています。

映画の中で一番印象的かつ重要なシーンは、ヘルフゴッドがバーでピアノを弾いて人々の拍手喝采を受ける場面です。ここで演奏するのが「Flight of the Bumblebee〈くまんばちの飛行〉」です。最初は鼻で笑われてピアノの前に座るヘルフゴッドですが、この超速弾きの曲を煙草をふかしながら難なく弾きこなす様を見て、そこにいる誰もが彼を認めて拍手します。これが彼の再生への第一歩となったことを象徴するシーンだと思います。それにしてもジェフリー・ラッシュの指さばき…すごかったです!

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