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日本の名作アニメ映画おすすめ15選!アニメの歴史を塗り替えた懐かしい作品を厳選

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1970~1980年代といえば日本のアニメも創成期から最盛期を迎えて、アラフォーのみなさまにはおなじみの名作アニメ映画が次々に公開されていた時期ですね。そんな名作たちを思い出しピックアップしてみたいと思います!その映画公開年に世の中では何が起こっていたのかを思い出すために、プチ年表もつけてみました。

銀河鉄道999(1979) 監督:りん・たろう

《永遠の命・機械の体を手に入れるため、鉄郎はメーテルと「銀河鉄道999」に乗って宇宙へと旅立つ!命の奇跡と少年の成長の物語》

松本零士の漫画が原作のテレビアニメ『銀河鉄道999』の劇場版です。1981年には続編『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』が公開されました。1977年に公開された『宇宙戦艦ヤマト』とともに宇宙・SFアニメのパイオニア、鉄道アニメとして、現在でもイベント列車やプラネタリウム番組などに使用され続けています。

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1970年代後半はテレビアニメも全盛期を迎え始めていて、私も小学生の頃はたくさん見ていました。『タイムボカン』シリーズが始まったのも1975年から、「世界名作劇場」が日曜の晩に始まったのも1974年から、そして『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』などのロボットアニメが始まったのもこの頃でした。
このシリーズ群で私が覚えているのは、『母をたずねて三千里』(1976)や『超電磁ロボ コン・バトラーV』(1976)で、同じ年『キャンディ・キャンディ』をよく見ていたのを思い出します。そして1978年には『未来少年コナン』と『銀河鉄道999』が始まりました。特にこの二作品はよく覚えています!『銀河鉄道999』は劇場版も観に行きました。
テレビシリーズの主人公・星野鉄郎はあまり見た目はかっこよくないのですが、なぜか劇場版の鉄郎は顔も体もかっこよくなっているのが、子供心に不思議でした!

★プチ年表☆1979年★

☆ソニーがヘッドホン・ステレオ「ウォークマン」を発売。
☆インベーダー・ゲームが大流行
☆日本電気がパーソナルコンピューター「PC8000シリーズ」を発表し、パソコンブームへ
☆マザー・テレサにノーベル平和賞

ドラえもん のび太の恐竜(1980) 監督:福富博

《ドラえもんも今年35周年!記念すべき第一作目はのび太が育てた恐竜ピー助との友情物語》

藤子不二雄の漫画が原作のテレビアニメ『ドラえもん』の劇場版第一作目です。2006年には『ドラえもん のび太の恐竜2006』としてリメイクされています。1980年~2015年までの35年間で35作品という、毎年一作品をこれだけ長期間続けているアニメ映画はドラえもんくらいではないでしょうか。

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劇場版第一作目の『ドラえもん のび太の恐竜』は私が八歳の時の作品ですが、まさか自分が子供の時に観たこの映画をわが息子と一緒に、大人になってからまた観るとは思いもよりませんでした。しかも息子も八歳!ちょうど今ドラえもんにハマっています。親子ともどもお世話になっている漫画・アニメです。世代を超えたドラえもんの魅力はやはりすごいですね!
35年経て改めて観た『のび太の恐竜』は、ディティールはあまり覚えていませんでしたが、ピー助との別れのシーンやラストシーンなど、心に残っている場面がたくさんありました。
この後も毎年ドラえもん映画を観に行っていましたが、そういえばこの頃、学校が休みの時期に劇場で公開していた、人気のテレビアニメや特撮ものを何本か集めた「東映まんがまつり」も度々観に行っていました。入場特典でもらえた紙の帽子を嬉しげにかぶっていたのが懐かしいです!

地球へ…(1980) 監督:恩地日出夫

《SF少女漫画の金字塔を映画化!コンピューターに支配された管理社会と超能力者たちの闘いを描く!》

竹宮恵子の漫画が原作の長編アニメーション映画です。2007年にはテレビアニメとしてリメイクされ、若い世代にも認知されるようになりました。少女漫画としては初の本格SF長編アニメ作品で、マザーコンピューターによる管理社会という世界観は、マイナンバー制度が話題となっている現在では近未来的発想であり、現実味を帯びてきていると言えます。

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当時家には母の趣味で竹宮恵子の漫画コレクションが置いてあり、こっそり読みふけっていました。『ファラオの墓』や『風と木の詩』など…まだ内容も良くわかっていませんでしたが、その中に『地球へ…』もありました。
母に連れられて劇場へ観に行ったのかどうか思い出せませんが、ダ・カーポが歌う主題歌は今でもよく覚えています。やはり小学生には内容が難しかったので、後日大学生になってから改めて漫画を読みなおした時にようやく理解できました。
この翌年から連載された竹宮恵子のSF漫画『アンドロメダ・ストーリーズ』も、テレビアニメ化されました。これは本当によく覚えていて、「24時間テレビ」の枠内で放送されたのを夜間にもかかわらず姉と観ていました!こちらも少女漫画原作のSFアニメの傑作です。

★プチ年表☆1980年★

☆任天堂が初の携帯型のゲーム機「ゲーム&ウォッチ」を発売
☆ルービックキューブが日本で発売
☆松田聖子・田原俊彦・近藤真彦がレコードデビュー
☆ジョン・レノンがファンに銃殺される

機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編(1982)監督:富野喜幸(現・富野由悠季)

《本格的なリアルロボットアニメとしてスタート!モビルスーツ・ガンダムで戦うアムロの成長を追う―“震えるか宇宙(そら) めぐりあえよ生命(いのち)”》

1979年に始まったテレビアニメシリーズ『機動戦士ガンダム』(日本サンライズ)の劇場版三部作の三作目です。以後ガンダムはシリーズ化し、現在に至るまで続いています。主題歌がオリコンチャートの上位にランクインしたり、「アニメ新世紀宣言」という映画のためのイベントにコスプレするファンも登場するなど、社会的現象を巻き起こしました。

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それまでのロボットアニメがまだまだ子供向けだったことを考えると、やはり『機動戦士ガンダム』は画期的な作品だったと思います。私たちより上の世代のお兄さんお姉さんたちがこぞって映画を観に行っていました。勧善懲悪でないリアルな戦争を描いた、モビルスーツという兵器が登場するロボットアニメは確かにそれまではありませんでしたし、何より人間ドラマとしても内容がハイレベルになっていました。
それ以外でも、グッズとしてのガンダム人気は現在でも続いていて、ガンダムのプラモデル、いわゆる「ガンプラ」はその種類の豊富さでは随一ではないでしょうか。
私はテレビアニメシリーズは『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』までしか見ていませんでしたが、テレビシリーズはまだ現在でも続いています!

★プチ年表☆1982年★

☆スピルバーグ監督のSF映画『E.T.』が大ヒット
☆ソニーが世界初のコンパクトディスク(CD)プレーヤーを発売
☆フジテレビ系で「森田一義アワー 笑っていいとも」放送開始
☆健康ブームでエアロビクスが大流行

幻魔大戦(1983) 監督:りん・たろう

《“ハルマゲドン、接近!目覚めよ、サイオニクス戦士たち”―宇宙からの破壊者“幻魔”と超能力者たちの戦いを描くSFアニメの傑作》

SF作家・平井和正と漫画家・石ノ森章太郎共作の漫画が原作で、幻魔大戦シリーズでは初めての映画化作品です。角川アニメーション映画の第一作目の作品であり、キャラクターデザインを大友克洋が担当しています。音楽をプログレッシブ・ロックのエマーソン、レイク&パーマー(ELP)のキース・エマーソンが担当し、主題歌も手掛けています。

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この年くらいから子供たちだけで映画館に入って観ていた記憶があります。初めはよくわからないまま観ていましたが、映像の迫力にどんどん引き込まれていき、後々忘れられない映画になりました!思えばそれまではあんなリアルなアニメ映像を見たことがなかったので、爆発や業火に見舞われるシーンや主人公の心理描写などなど、まだまだ子供だった私にはかなり衝撃的でした。
原作では希望のない終わり方のようですが、映画は哀しいけれど希望あるラストでした。エンディングで流れるローズマリー・バトラーが歌う♪光の天使が感動的です。その後手に入れたサントラも何度も聴きました。思えばこれが私の洋楽好きの発端だったかもしれません。キース・エマーソンのシンセサイザーサウンドが、未来的でシャープな映像にばっちりハマっていました!これまた後々調べたりすると、制作はマッドハウスで、後述の『カムイの剣』や『時空の旅人』もマッドハウス作品だったとわかりました。

★プチ年表☆1983年★

☆東京ディズニーランドが開園
☆任天堂がファミリーコンピューターを発売
☆マイケル・ジャクソンがグラミー賞10部門受賞
☆NHK朝の連続テレビ小説「おしん」放送開始

風の谷のナウシカ(1984) 監督:宮崎駿

《“少女の愛が奇跡を呼んだ”―科学文明崩壊後に菌に侵された終末世界で、少女ナウシカが人と腐界との共存を模索し祈り続ける》

宮崎駿監督の長編アニメーション映画第二作目で、アニメ雑誌『アニメージュ』に連載していた宮崎駿の漫画が原作です。スタジオジブリが設立する前にトップクラフトで制作されたアニメですが、DVDの「ジブリがいっぱい」シリーズに入っているため、『風の谷のナウシカ』もジブリ作品の第一作目として広く認知されています。

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すでにかなりのアニメ好きになっていた小学6年生、アニメ雑誌「アニメージュ」も愛読していましたが、そこに連載されていたのが宮崎駿の「風の谷のナウシカ」です。漫画版の方はかなりシビアに物語が展開し、過度に発展した文明への批判がかなり色濃く出ていました。
姉と二人で映画化にワクワクしながら、公開後すぐに観に行きました。ナウシカが乗るメーヴェのような乗り物に憧れたり、王蟲や腐界の不気味な生物には気持ち悪くなりながら、一生懸命内容を理解しようと観ていました。映画を観た後のパン教室で、赤いチェリーを使って“怒った王蟲パン”をロールパンで作ったりしたことを思い出します!
しかしその後、実はまだ一回もまともに見返していないジブリ作品でもあります。そろそろ息子と観たいと思っていますが、虫が苦手な男子なので見てくれないかもしれません…。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984)監督:押井守

《友引高校で繰り返される学園祭前日―悪夢からラムを救い出せ!友引町のうる星やつらが巻き起こすドタバタギャグの古典的名作》

高橋留美子の漫画が原作のテレビアニメ『うる星やつら』の劇場版第二作目です。オリジナル長編で、押井監督が脚本も手掛けています。作品の評価も高く、押井作品の原点であり出世作となりました。後の押井監督の代表作『機動警察パトレイバー』や『攻殻機動隊』などを観ると、押井監督独特の世界観がこの『ビューティフル・ドリーマー』ですでに表れているのがよくわかります。

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『うる星やつら』はテレビアニメシリーズをよく観ていたのですが、この映画は劇場で観た覚えがありません…当時隣の家のお兄さんがなかなかのアニメ好きで、この映画やガンダム映画のレーザーディスクを持っていました。レーザーディスクはいまどきの若い方には全然馴染みがないかもしれませんが、1980年代前半はまだDVDではなくVHSのビデオカセットの時代で、映画にこだわりがある人はレコード盤のように大きなレーザーディスク(LD)を買ってコレクションしていたものです。
『うる星やつら』の魅力は何と言ってもドタバタコメディとシュールな展開の対極と、あの一癖もふた癖もあるキャラクターたちです。私が特にお気に入りだったキャラは「運命(さだめ)じゃ!」という決め台詞が懐かしい“チェリー”こと錯乱坊と、声優・千葉繁の独特の節回しが忘れられない“メガネ”ことラムちゃん親衛隊のサトシです。

★プチ年表☆1984年★

☆ロス五輪が開催され、カール・ルイスが陸上で4冠獲得
☆エリマキトカゲがCM効果で大人気
☆冒険家の植村直己がマッキンリー登頂後、消息を絶つ
☆「かい人21面相」によるグリコ・森永事件が起こる

カムイの剣(1985) 監督:りん・たろう

《“目覚めよ冒険心”―幕末を舞台にキャプテン・キッドの財宝をめぐり、忍者軍団の戦いが繰り広げられる壮大なスケールの冒険活劇!》

矢野徹の冒険時代劇小説が原作の劇場版で、角川アニメーション映画の第三作目です。音楽を宇崎竜童と和太鼓奏者の林英哲が担当していて、冒険活劇にぴったりの躍動感あふれるシーンを作り上げています。明らかに内容や絵が大人向きで、いよいよ子供向きアニメのみの時代が終わろうとしていた時代の先駆者的作品です。

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宇崎竜童の音楽といい、村野守美のキャラクターデザインといい、話の内容といい、斬新ではあっても決して子供向けではない作品でした。さすがに当時まだ13歳ほどの私には早すぎたと思います…それでもやはりそれだけ印象の強い映画ではありました。
物語も舞台が蝦夷地からアメリカへ、からんでくるのがアイヌ、忍者、ネイティブ・アメリカンと実に様々で、場面の展開も話の複雑さも次々変わるので、観た時は全くついていけてなかったです。
今となっては本当に改めて見直したい映画でもあります。もしかしたら演出的には古臭く感じる点もあるかもしれませんが、大人になった今ならきっと楽しめると思います!
そういえば主人公の次郎の声を声優ではない真田広之が演じていたのは、その当時角川映画が全盛期で、よく角川映画に出る俳優がアニメでも声優として出演していたようです。こういった俳優の起用や“角川商法”と言われたいわゆるメディアミックスをこの頃から始めていたことは、やはり先見の明があったんだな…とつくづく思います。

銀河鉄道の夜(1985) 監督:杉井ギサブロー

《“ほんとうのしあわせってなんだろう…”本当の幸いを求めて銀河鉄道で旅をする二人の少年ジョバンニとカムパネルラの物語》

宮沢賢治の童話作品をますむらひろしが漫画化し、それを原案としたアニメ映画として製作されました。音楽を細野晴臣が担当していて、この幻想的な作品に鮮やかな煌めきを与えています。ますむらひろしの漫画での登場人物が猫の姿という点をそのまま取り入れたキャラクターで、宮沢賢治の童話自体をそのイメージを固定してしまったという指摘もありますが、逆にそれだけこの映画の影響は大きかったともいえます。

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中学生になって、小学生ほど宮沢賢治の童話にも触れる機会がなくなってきた頃に観た作品で、思春期を迎えた自分にはなかなか素直に「ほんとうのしあわせ」が何なのかを考える余裕もなくなっていました。それでも観た時の不思議なフワフワした感じは覚えていて、この作品の魅力ともいうべき透明感もしっかり受け止めていました。ジョバンニたちのような、あんなに純粋な気持ちはもう持てない…とも思いましたが。
キャラクターが猫の姿なのにはやはり最初はどうにも馴染めず、しかし観ているうちになんだか猫じゃないといけないような不思議な感覚に陥ります。宇宙を走る銀河鉄道の映像はとても綺麗で、どこか物悲しく、宮沢賢治の世界観を忠実に表しているように思いました。

★プチ年表☆1985年★

☆科学万博「つくば’85」が開幕
☆アフリカの飢餓救援のためのロックコンサート「ライブ・エイド」開催
☆日航ジャンボ機が群馬県御巣鷹山に墜落
☆電電公社と専売公社が民営化し、NTTと日本たばこ産業へ

時空の旅人(1986) 監督:真崎守

《未来からの訪問者とタイムトリップ!人は生まれ変わってこの世で再会することができるのか?輪廻転生を描くラブストーリー》

眉村卓の小説「とらえられたスクールバス」を原作にしたアニメ映画で、『カムイの剣』に続く角川アニメ作品です。キャラクターデザインを萩尾望都が、主題歌を竹内まりやが担当しています。

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この辺まで来て、いつも映画に連れて行ってくれた母の趣味がだいたいわかってきました。思えばキャラクターデザインというのは非常に重要で、それだけでもう作品の五割くらいの印象が違ってきます。この作品には少女漫画の大家・萩尾望都が珍しく参加していて、そういえばやはり家に萩尾望都の漫画コレクションがたくさんあったな…と思い出しました!映画のチョイスも母の趣味だったとは…!
この映画はタイムスリップがテーマのSFなのですが、輪廻転生がテーマでもあります。同様なテーマでは、少し前だと今敏監督の『千年女優』(2002)を思い出します。あ!これも母の趣味でDVDを借りて観たのでした…!すっかり影響されています。
この頃の劇場上映される映画は、今ではほぼ見当たりませんが、だいたい二本立てが普通でした。この映画の同時上映は手塚治虫原作の『火の鳥 鳳凰編』でした。今思えばまだ映画館の料金も安く、しかも二本立てでお得な感じがしますね!しかし今ほどDVDでどんどん映画が観られる時代ではなかったので、足しげく映画館に通っていました。

★プチ年表☆1986年★

☆ハレーすい星が76年ぶりに大接近
☆ソ連のチェルノブイリ原子力発電所で爆発事故
☆アメリカのスペースシャトル「チャレンジャー」が発射直後に爆発
☆チャールズ英国皇太子夫妻が来日し、「ダイアナ・フィーバー」が起こる

王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987) 監督:山賀博之

《“俺は、まだやるぞ。死んでも上がってみせる!”―人類初の有人宇宙飛行を目指す王立宇宙軍のパイロットが命を懸けて飛ぶ!》

この作品を製作するために設立されたガイナックスによるSFアニメ映画で、後に『新世紀エヴァンゲリオン』で有名になった貞本義行と庵野秀明がキャラクターデザイン・作画監督として参加しています。音楽監督を坂本龍一が担当しています。

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中学二年生の時に劇場に観に行った映画です。この映画を制作したガイナックスが後々『新世紀エヴァンゲリオン』を制作して一世風靡することになるとは、思っても見ませんでした!おととしの2013年にそれまで頓挫していたこの映画の続編『蒼きウル』の再制作発表がありましたが、その後どうなっているのか…ぜひ続編は観てみたい作品です!
実はこれを調べるまで、音楽監督が坂本龍一だったとは知りませんでした!音楽があまり記憶にありません…それだけBGMに徹していたのか、私が映像に集中しすぎていたのかわかりませんが、壮大なイメージだけは残っています。主人公のシロツグの声を森本レオが演じているのにびっくりしました!ヒロインのリイクニも今までのアニメのヒロインとは一味違っていて、独特な雰囲気がありました。
制作した当時のガイナックスのメンバーが平均年齢20代という若さで、この映画に懸けるその熱気・情熱が、シロツグのロケット発射に懸ける情熱と重なってひしひしと伝わってくる、今観ても時代を感じさせない素晴らしい作品です。

★プチ年表☆1987年★

☆国鉄が分割・民営化し、JRグループが発足
☆NTTが携帯電話サービスを開始
☆おニャン子クラブが解散
☆財テクブームや絵画の高額購入、高級車ブームなどが起こり、バブル期絶頂期へ

AKIRA(1988) 監督:大友克洋

《“クール・ジャパン”の代名詞!“健康優良不良少年”金田がネオ東京をバイクで走り抜ける、近未来SF漫画の傑作を映画化!》

大友克洋の漫画が原作の近未来SFアニメ映画で、大友克洋が監督・脚本を手掛けています。漫画もアニメも国内外で大きな反響を呼び、ハリウッドでは実写化の動きもあったそうです。日本の漫画・アニメ文化が“クール・ジャパン”と呼ばれ世界に広く知られるようになった今、この映画はその文化の金字塔ともいえる重要な作品となりました。

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漫画が30年以上も前に、アニメ映画も30年近く経つものだということを忘れてしまうくらい、いまだに色褪せない作品で、しかも2020年の東京オリンピックや世情を予知しているかのような内容に驚きを隠せません!
『AKIRA』の漫画を読んだのは多分中学生、映画を観たのも中学生の頃だったと思いますが、もしかしたら高校に入ってから後でテレビ放映されてから観たのかもしれません。金田や鉄雄の暴走族チーム、ケイのゲリラ活動、軍の敷島大佐の“AKIRA”をめぐる三つ巴の戦いも、アニメになるとますます迫力があり、夢中になって観ていたものです。
超能力に目覚め暴走する鉄雄の末路があまりにも哀しく、漫画は読みながら泣いていましたが、アニメでは金田を飲み込むあのウジャウジャした鉄雄の体が動いている!というだけでちょっと気持ち悪くなりました。鉄雄と金田の力関係の変化や、幼馴染みとしてどうしても鉄雄を見捨てられない金田の二人のやり取りも切ないです…思わず「金田ぁぁぁあー!」と叫びたくなります。大友克洋は少年期の複雑な心情を描く天才だと思います。

★プチ年表☆1988年★

☆東京ドームが完成、瀬戸大橋が開通、青函トンネルが開通
☆ソ連のゴルバチョフ大統領がペレストロイカを開始
☆ソウルオリンピックが開催
☆ジャニーズのグループ「光GENJI」が大ブーム

魔女の宅急便(1989) 監督:宮崎駿

《“おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。”独り立ちして生きていくすべての女性に捧げる応援歌!魔女のキキの成長と自立を描く》

スタジオジブリ制作の長編アニメーション作品で、角野栄子の児童書が原作です。キャッチコピー「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」は糸井重里によるもので、主題歌は荒井由美の「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」を使用しリバイバルヒットとなりました。

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主人公のキキと年齢が近かった私の心にずっと残っている映画で、ジブリ映画の中でも一番共感できた作品です。中学生~高校生で進路に迷っていたり、自立できるか不安でいる女子にはぜひ観てほしいです。
年表を見ても、この年はかなり激動の時代の真っただ中にありました。先行きの不安や自信のなさに悩んだ時期です。そんな中で観たこの作品には、本当に元気づけられました。
キキ以外の登場人物もみんな魅力的あるキャラクターばかりで、私は特にキキを励ます画家の少女ウルスラが好きでした。ウルスラのように自由に絵を描いて森に暮らせたら、と少し本気で思っていました。

★プチ年表☆1989年★

☆昭和天皇が崩御され、1月8日から「平成」へ
☆漫画の神様・手塚治虫と昭和の歌姫・美空ひばりが死去
☆4月から消費税が施行し、税率は3%に
☆ベルリンの壁が崩壊し、東西冷戦がマルタ会談により終結

MEMORIES(1995) 監督:大友克洋・森本晃司・岡本天斎

《より実験的に、より高度なアニメーションへ!また一歩日本のアニメが前進した画期的なオムニバス作品》

大友克洋が監修した、三人の監督によるオムニバスのアニメ作品です。『彼女の想いで』(森本晃司)、『最臭兵器』(岡本天斎)、『大砲の街』(大友克洋)の三話で、それぞれの個性が出ているユニークな作品となっています。

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私にとっては『AKIRA』以降の久しぶりの大友作品でしたが、オムニバス形式と聞いて、「なんで?」と思ったことを覚えています。しかも大友監督の『大砲の街』はかなり実験的な作品で、社会人になろうという年齢の私にも今一つ理解できなかったです…それよりも観た当時は『彼女の想いで』の美しい映像、『最臭兵器』のコミカルさに心奪われていて、最後の上映だった『大砲の街』は何となく肩すかしのような感じを受けました。
しかし!いつも一つ所に留まらない大友監督、2013年には新たに再び『SHORT PEACE』というオムニバス形式の映画を制作しています。この中で大友克洋は『火要鎮』を監督していて、第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞しています。このオムニバス作品は「日本」をテーマにしていて、明らかに海外へ向けても発信していると思われます。これからもより芸術性の高い作品を期待しています!

★プチ年表☆1995年★

☆阪神・淡路大震災が発生
☆オウム真理教による地下鉄サリン事件が発生
☆マイクロソフト社がWindows 95を発売
☆「小室ファミリー」がこの年からヒット曲を連発し最盛期へ

パーフェクト・ブルー(1998) 監督:今敏

《アニメ初のサイコサスペンス!脱アイドルから転身した女優・未麻を襲う恐るべきストーカーとは?》

竹内義和の小説「パーフェクトブルー 完全変態」を原作とした、アイドル・ストーカー・インターネットという現代的なキーワードを集約した、大人をターゲットにしたアニメ作品です。マッドハウスの制作で、キャラクター原案を江口寿史が担当しています。

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今敏監督の第一作目で、あまりにも衝撃的な内容により、アニメ作品にもかかわらず日本ではR-15、海外ではR-18指定になりました。アニメがついに大人の領域にも入り込んできた、いわば記念すべき作品だと思います。漫画・アニメは子供のもの、という固定概念はすっかり昔のものになりつつあります。
私は『パーフェクト・ブルー』よりも、筒井康隆の原作をアニメ化した『パプリカ』(2006)の方が好みですが、どちらの作品も今監督独特のシュールな世界観が鋭く心に突き刺さります。
しかし非常に残念なことに、今監督は2010年にガンで死去しています。次回作『夢みる機械』も楽しみだっただけに…その才能を惜しみます。

★プチ年表☆1998年★

☆長野で冬季オリンピックが開催
☆CDの生産枚数が日本国内史上最高を記録し、ミリオンセラーが連発
☆ヴィジュアル系バンドやコギャルがブームに―元X Japanのギタリストhideが死亡
☆映画『タイタニック』が空前の大ヒットを記録

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