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オールタイムベスト10!私の好きなクライム・アクション映画

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私が今まで観てきた映画の中で、やっぱり一番好きなジャンルはクライム・アクションです!アンチヒーローやギャングに憧れのような気持ちを抱いて早や数十年、お気に入りの10作品を好きなポイントでまとめてみました。特に好きな言語系に焦点を当てています!

1)ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994)

《“マスメディアが作り上げた衝撃のバイオレンス・ヒーロー!”強烈な問題作》

オリバー・ストーン監督、ウディ・ハレルソン、ジュリエット・ルイス主演のクライム・アクション映画で、原案をクエンティン・タランティーノが担当し、殺人・暴力をエンターテインメントとして消費し続けてきたアメリカ社会とマスメディアへの強烈な風刺をテーマとしています。

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【好きなポイント①】サブリミナル効果?!のようなめまぐるしい映像

フィルムやVTR、アニメ合成やMTVのように目をつぶる暇も与えないハイスピードな映像が展開されます。いわゆるごった煮ですが、そういうコラージュ映像が大好きです!

【好きなポイント②】アクの強すぎるキャスティング!

主演のウディ・ハレルソンとジュリエット・ルイスのミッキー&マロリーはもちろん、脇を固める俳優のアクの強さがすごいです!特にTVリポーターとしてミッキーとマロリーを追うウェイン・ゲイル役のロバート・ダウニーJr.と、刑務所長のドワイト・マクラスキー役のトミー・リー・ジョーンズが強烈な印象を残します。
宿を提供したのにミッキーに撃たれてしまうネイティブ・アメリカンの老人が話すのはネイティブ・アメリカンの言葉で、予言のような神秘的な響きを醸し出しています。

【好きなポイント③】トレント・レズナーのサントラ

高い評価を受けたこの作品のサントラ盤は、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが担当しています。その音楽も映像同様すさまじいコラージュ作品で、本編では75曲もの楽曲が使われていますが、サントラには全部は収録されず、それでも厳選27曲もの楽曲が収録されています。特におすすめな曲はオープニングのレナード・コーエン♪ウェイティング・フォー・ザ・ミラクル、ナイン・インチ・ネイルズの書き下ろし曲♪バーン、刑務所の暴動中流れるドクター・ドレーの♪ザ・デイ・ザ・ニガーズ・トゥック・オーバーです。

2)時計じかけのオレンジ(1972)

《ウルトラ・ヴァイオレンスと反逆児(ドルーグ)たち!シニカルな近未来的ディストピア》

アンソニー・バージェスのディストピア(dystopia=ユートピアの対語)小説を原作にした、スタンリー・キューブリック監督、マルコム・マクダウェル主演の近未来的ジュブナイル作品です。暴力・統制に対するアンチテーゼとなっています。

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【好きなポイント①】ベートーベンとルドヴィコ療法

暴力行為に何の疑問も抱かずに仲間たちと“ウルトラヴァイオレンス”に明け暮れる主人公アレックスが、至上の喜びとしているのが敬愛するベートーベンの楽曲を聴くこと。しかし特に大好きな「第九」を、矯正実験として、吐き気がするほど嫌いになってしまうルドヴィコ療法を施されます。全編通して映画音楽としてのベートーベン楽曲の使い方が秀逸です!

【好きなポイント②】ナッドサット言葉

ティーンエイジャーが話す言葉として言語学者でもあったバージェスによって造られた“ナッドサット言葉”は、ロシア語を元にしていて作り方がとても興味深いです。ロシア語ということは、当時の統制社会の象徴、社会主義・全体主義への風刺とも取れます。ナッドサットとはティーンエイジャーという意味です。

3)俺たちに明日はない(1967)

《伝説の銀行強盗“バロー・ギャング”のボニー&クライドの壮絶な人生!》

アーサー・ペン監督、ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ主演で、1930年代の大恐慌の時代にアメリカに実在した銀行強盗クライド・バローとボニー・パーカーの破天荒で無謀な半生を描いた、アメリカン・ニュー・シネマの代表格的作品です。

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【好きなポイント①】アメリカン・ニュー・シネマというカテゴリー

それまでのハリウッド映画を根底から覆すような、犯罪者の暗い青春を描いたアクション映画で、しかもラストがあまりにも衝撃的でした!ハリウッドに“アメリカン・ニュー・シネマ”というカテゴリーを作った重要な作品です。世間の非情さを描いた作風に惹かれます。

【好きなポイント②】実際のボニー&クライド

中学生の時にテレビで初めてボニーとクライドという実在の強盗団について知り、興味が湧きました。日本でいうところの“ねずみ小僧”的な強盗かと思いきや、殺人も犯していて、やはり世の中そうそうおとぎ話みたいな話はないんだなと、現実を見つめ直させてくれた作品でもあります。現実はシビア!

4)明日に向かって撃て!(1969)

《ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド―西部のアウトローが残した鮮烈な輝き!》

ジョージ・ロイ・ヒル監督、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード主演の青春西部劇です。実在した鉄道・銀行強盗のブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの自由奔放に生きた人生を描いています。『俺たちに明日はない』に続くアメリカン・ニュー・シネマの傑作の一つに数えられています。

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【好きなポイント①】ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード

とにかくこの二人のキャスティングでなければこれほど魅力ある作品にはならなかったのでないでしょうか?当時はまだ無名だったロバート・レッドフォードですが、この作品で一躍注目される俳優となりました。ポール・ニューマンの青く澄んだ瞳と独特の落ち着きある声が大好きでした!

【好きなポイント②】オープニングとラストシーン

西部開拓時代に横行した鉄道強盗の様子を、昔の8ミリニュース映像のような作りで見せるオープニングからポール・ニューマンのアップで始まるセピア色の映像がお気に入りです。ラストシーンはボリビアでの大迫力の銃撃戦から、再び二人がセピア色になって終わります。最後の二人の“オーストラリアへ行こう”という会話の中で、「オーストラリアは良い、みんな英語を話す」とブッチが言うのが面白いです。二人にスペイン語を教えてくれたエッタ・プレイスが去ってからは、ずいぶんとスペイン語に苦労したようです。

5)ゴッドファーザー(1972)

《ギャング映画の金字塔!イタリアン・マフィアの世界を男たちの哀愁を込めて描く》

アメリカのイタリアン・マフィア・ファミリーを三世代にわたって描く、マリオ・プーゾの原作を映画化した第一作目です。フランシス・フォード・コッポラ監督、マーロン・ブランド、アル・パチーノ主演のマフィア抗争の内幕を赤裸々に描いた名作です。

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【好きなポイント①】三世代にわたる人間ドラマ

いまだ好きな映画のトップに君臨する超大作ですが、やはりパートⅠの完璧さは他の追随を許しません!しかしパートⅡ・Ⅲのドン・コルレオーネの跡目を継いだマイケルの後の人生が壮絶で、三部作としては見事に完成されていると思います。マイケルを取り巻く家族のドラマとしても見ごたえ十分です。

【好きなポイント②】マーロン・ブランドとアル・パチーノ

二人のドン、ヴィトー役のマーロン・ブランドとマイケル役のアル・パチーノの若年~老年への演技が見どころの一つです。特にヴィトーの堂々とした晩年と、マイケルの哀愁に満ちた最期が印象的です。コッポラ監督がマイケル役はどうしてもイタリア系アメリカ人を起用したかったため、まだ無名だったアル・パチーノが配役されましたが、この起用は大成功しました。ファミリー内で話される流ちょうなイタリア語は何の違和感もなく、リアルさを加味しています。

6)スナッチ(2000)

《一つのダイヤ、13人の男、一匹の犬をめぐる痛快でコミカルなダイヤ争奪戦!》

ロンドンを舞台に繰り広げられる強奪された86カラットのダイヤをめぐって、複雑に絡み合う予測不可能なクライム・アクション作品です。ガイ・リッチー監督、ジェイソン・ステイサム主演で、前作『ロック・ストック・トゥー・スモーキング・バレルズ』を踏襲しつつ発展させた傑作です。

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【好きなポイント①】スタイリッシュかつ斬新な映像

オープニングの人物紹介のアイディア満載な映像や早回しの多用など、ガイ・リッチー特有のスタイリッシュな構成に、ギュッと心をつかまれます!

【好きなポイント②】発音不明のパイキー言葉

素手で戦うボクサー・ミッキー役のブラッド・ピットが話すジプシー(“パイキー”は差別的意図があるスラング)言葉が全くもって聞き取れません!同じ英語のはずなのに…訛りって本当に面白いです!

【好きなポイント③】サントラがクール!

サントラ盤もスタイリッシュでかっこよい曲ばかりで、随所に映画からの台詞が挿入されています。ノンストップで一気に聴くのがおすすめです!個人的にはオアシスのインスト曲♪ファッキン・イン・ザ・ブッシーズが流れるシーン、ミッキーのボクシングシーンが大好きです!ここは一番重要なシーンでもあります。

7)シャーロック・ホームズ(2011)

《ロバート・ダウニーJr.=ホームズとジュード・ロウ=ワトソンの名コンビ再び!》

ガイ・リッチー監督による『シャーロック・ホームズ』第二作目で、ヨーロッパ各地で起こる連続爆破事件を追うことになるホームズとワトソンの活躍を、時に派手に時にコミカルに描いています。コナン・ドイルの原作『ホームズ 最後の事件』を下敷きにしています。

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【好きなポイント①】スタイリッシュなアクションシーンと格闘派コンビ

瞬間を切り取るスローモーションからの急速な早回しや、弾丸が弾道を通り抜ける軌道、頭の中の格闘シミュレーション・シーンなど、どれも圧倒的にスタイリッシュです!そして従来のホームズ&ワトソン像から逸脱した格闘派コンビが、やっぱり最高です!

【好きなポイント②】転々と変わる舞台と多民族世界

ホームズ&ワトソンは、宿敵モリアーティ教授の陰謀の跡を追ううちにロンドン→ブライトン→パリ→ストラスブール→ドイツ→スイスと、欧州を駆け巡ります!民族もイギリス人、ジプシー村のフランス人、ドイツ軍人、ロシア人コサックの暗殺者、欧州各国の首相や大使が次々に登場します。劇中話される言語も英語・フランス語・ドイツ語と多言語が飛び交います。

8)グッド・バッド・ウィアード(2008)

《韓国版西部劇の傑作!満州を舞台に宝の地図をめぐって男たちが大奔走!》

1930年代の満州を舞台に、日本軍が残した謎の地図を奪い合うアクション活劇です。キム・ジウン監督による“キムチ・ウエスタン”で、ガン・アクションシーンが見どころです。

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【好きなポイント①】三人のガンマン“The Good,The Bad,The Wired”

The Good=パク・ドウォンをチョン・ウソン、The Bad=パク・チャンイをイ・ビョンホン、The Wired=ユン・テグをソン・ガンホが演じています。パク・チャンイ…悪い奴だけどカッコ良いんです!キーマンは変な奴のユン・テグで、良い奴のドウォンは賞金稼ぎで実はそんなに良い奴でもないけれど…超正統派のカッコ良さ!

【好きなポイント②】アジア版多民族・多言語映画

朝鮮人ガンマンに中国人馬賊、そして日本軍人が入り乱れて展開する作品で、満州という舞台が生かされて、なかなか面白い多言語映画になっています。主役三人は賞金稼ぎ・馬賊首領・列車強盗というアウトローで、そこも好きなポイントです。

9)パルプ・フィクション(1994)

《交差する複数のストーリー!オムニバス形式で展開するチープなパルプ・フィクション》

“パルプ・フィクション”とは監督のクエンティン・タランティーノが愛読する安い低俗雑誌のことで、主演はこの作品で復活したジョン・トラボルタです。全体の流れは一つのマフィアの話で、その中に複数の登場人物がメインとなる短編が入れ込む独特な構成です。いわゆる群像劇のようですが、時系列をシャッフルした作りが非常に面白い作品です。

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【好きなポイント①】ハイテンションなサントラ!

この映画でリバイバル・ヒットとなった♪ミザルーを筆頭に、タランティーノ監督が愛好するサーフィン・ホットロッド・ミュージックをメインにしたハイテンションな選曲のサントラ盤は、へヴィー・ローテーションになりました。

【好きなポイント②】時系列シャッフルと強烈なキャラクター

この映画の一番のポイントは、発生したイベントの時系列を意図的にシャッフルした構成の斬新さです。ジョン・トラボルタ演じるビンセントとサミュエル・L・ジャクソン演じるジュールスの殺し屋コンビ、ユマ・サーマン演じるギャングのボスの妻ミア、ブルース・ウィリス演じるボクサーのブッチなど、どれも強烈で魅力的な個性のキャラクターばかりです!

10)テルマ&ルイーズ(1991)

《平凡な主婦と独身ウエイトレスの週末旅行が逃避行に…!女の友情と冒険を描いたロードムービー》

リドリー・スコット監督、スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス主演のクライム・アクション作品です。アーカンソー州のレストランでウエイトレスをする独身のルイーズと、専業主婦のテルマは、日ごろのストレスを晴らしに週末のドライブへと繰り出します。ところが偶発的に殺人を犯してしまったルイーズと二人で逃避行する羽目になったテルマは、徐々に自由に行動するようになっていきます。

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【好きなポイント①】女性版アメリカン・ニュー・シネマ

この映画はよく「90年代女性版アメリカン・ニュー・シネマ」と言われますが、その通りで、観た後「よくぞやってくれた!」と思うような高爽な感じすらしました。女性の自己解放がテーマになっているので、そこが痛快に感じたポイントなんでしょうね。

【好きなポイント②】アーカンソー訛りと若ブラピ

アーカンソー州が舞台のため、主要登場人物はアメリカ南部の訛りの強い方言や俗語で話します。アメリカン・ジョークも相まって、理解しづらいセリフもありますが、そこが面白いです!若くまだ無名のブラッド・ピットが重要な役で出演しています。瑞々しく若々しい肉体美も見せつけてくれます!

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