ハラハラドキドキするもよし、探偵キャラに萌えるもよし。おすすめ推理小説の作家といえば?

たまにはネットの喧騒を離れ、ひとり静かに推理小説などはいかがでしょうか。話題作を拾い読むのも面白いですが、ひとりの作家にこだわって作品を追っていくと、作者のトリックに対するスタンスなどもだんだんわかってきて、愉しみ方が増えます。これからの季節に「こたつでミカン+推理小説」は家ごもりの定番かも。本格推理小説のおすすめ作家をご紹介!

昭和の本格推理小説作家、日本のアガサ・クリスティー「仁木悦子」

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1957年に「猫は知っていた」で「第三回江戸川乱歩賞」を受賞し、80年代まで活躍したミステリー作家です。
長編「猫は知っていた」を始め、ほかの作品でもいきいきと活躍する、仁木雄太郎・悦子という兄妹探偵シリーズが代表作。
植物研究キチガイで、いつも穏やかなインテリ肌の兄+太っていて好奇心旺盛、どこへでも首を突っ込んでは兄に助けられてばかりの妹。長編も短編もこの二人の魅力が満載で、兄妹に「会いに行く」感覚で繰り返し読みたくなります。
謎解きを中心とした「本格推理小説」でありながら、ライトノベルの先駆けとも思えるような、カラッとしてすがすがしい、読後感爽やかな作風。
重病のため不自由な生活をしながらの執筆だった、ということを想像すると、そのあまりの明るさに圧倒されてしまいます。

ただし単純に明るいだけ、などと思うのはまちがいで、作品群の中でふと、底知れない人間の業のようなものに触れ、冷水をあびたような気持ちになったりもします。
「ぞっとする短編」ランキング1位は、独断で短編「粘土の犬」でしょうか。「粘土の犬」も収められた短編集はすでに絶版なので、古書を漁るしかないのが残念です。

仁木悦子のおすすめ作品

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http://www.amazon.co.jp/dp/4061360620?tag=iremono05-22

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